薬座!
少女戦士が痛めつけられ、陵辱、捕食、グロ拷問されるリョナ小説。
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『救世主ミリルのお仕事』 4-2「白炎の太陽VS暗黒の新月2」

「我が血肉の白き火よ。虫けらの腐り果てた夢を、脳髄ごと焼き尽くして灰に変えよ!」
「我が群れたる友脚の徒よ。白き炎を黒き嵐で吹き消すのだ!」
 澪と弥助の肉体に浮かぶ魔法文字が発光し、渦巻く熱風の中心に白き灯を無数に生み出し、大小無数の昆虫や妖精や畸形が四方八方から乱風と化して澪に殺到する。攻撃用の火球を成長させる前に蟲は澪の肉体を貪ろうとするが、白炎の温度に触れるや燃え尽きて灰となっていく。
「こんな虫どもに食われてやるほど、今の私は優しくはないぞ!」
 火球は白き尾を引いた火炎弾と化し、弥助に向けて連続して飛翔する。途中に存在する蟲を焼き殺して灰にしながら、ただ一直線に昆虫使いの肉体を高熱で粉砕しようと、凶悪な炎が速度を増す。
「我が群れたる友脚の徒よ。我が主君の夢が叶うこの刻を、歓喜の歌声で潤しておくれ」
 弥助の割れた顎から、ノコギリとカンナを噛み合わせて鉄を引き裂くような高音が漏れる。人間の発声器官の限界を超えた高音であり、人間の可聴域を遥かに上回る波形を有していた。天を隠し地を覆う蟲も弥助同様に高音の鳴き声を発し、翅を震わせ、牙を打ち鳴らす。
 瞬間――弥助に直撃しかけた火球が突然弾け、水面に浮かぶ波のように拡散して消えた。一発ではなく、複数発射した火炎弾の全てが弥助に到達する前に消える。偶然ではない。
「ま、まさか……っ!」
「蟲の複雑怪奇な構造器官より奏でられる歌声は、刻に真剣すらも凌駕する」
 驚愕する澪に、弥助は複眼に愉悦を浮かべて高らかに吼える。それに共鳴するように、天地を覆い尽くす蟲の鳴き声が重なり、増幅し合い別次元の音域と化して世界を震わせた。彼方まで広がる蟲の大合唱はやがて一点に集中し、数億倍にも数兆倍にも増幅された超音波のメスと化して発射される。
 蟲で満ちた世界で虫使いは無限の武器を持つ。たかが洞窟、たかが人城、その程度を満たす蟲では不可能な物理現象も、彼方も此方も蟲で満ちた今、魔法の力を用いれば不可能ではない。
「ぐっ、こんな、蟲の鳴き声ぐらいで……っ! うぐうっ!」
 白炎の陽炎が乱れ、澪の肩が柘榴のように裂けた。炎化した肉体は出血せず、裂口はすぐに修復されるが痛みもある。修復にも限度があり、攻撃を受け続ければ解放状態が解除されてしまう。
「ふん、その蟲の鳴き声ぐらいに、貴様は敗れ去るのだ!」
 昆虫人間は蟲の牢に捕らえた獲物を見て薄く嗤う。
 前後左右を覆い尽くす黒い雲のような蟲から、否、蟲が充満した何も無い空間が歪み、無尽蔵に振動の刃が発射された。反撃のための火球は成長する前に尽く破壊されていく。澪は防戦に徹しながら空域から脱出するも、どこを見ても蟲しかいない戦場では逃げ場所も隠れ場所も無い。
 背後の気配を感じてふり返る澪を襲うのは、波状に繰り出された斬撃の嵐。咄嗟に炎を壁状に広げて防御するが、澪は超高熱による空気の上昇気流に対して、攻撃は斬鉄すら容易い威力の振動刃。物理的質量を持たない両者の激突は簡単に振動刃に軍配が上がる。
「きゃあああああああああああっ!」
 右乳房を切り裂いた刃は胸中を通過して背中に抜けた。炎壁を貫通する刃は澪の胴体を輪切りにするように炎の肉体を切り裂く。腰を縦横に細分されて下半身と胸が離れ、乳房は蕾が開花するほど執拗に刃を入れられ、腕や脚は指の先から関節まで散り散り、顔も縦に横に切断されて吹き飛ばされた。
「ああっ、ぐうあっ、はあ、ああ、はあ、いああ、ああ、が、ああ」
 翼を微塵切りにされた澪は地に落ちていくが、胴体は切り刻まれながら再生を続けている。ゆらめく白炎は切断され更に細分されてもすぐに融合して人間の形に戻るが、喉を断続的に切断されて悲鳴も上げられない澪の顔を見れば、生身と似た苦痛を受けているのは明らかだった。
(か、身体が、ばらばらになっていく……体が、無くなって、復元してを、繰り返して……)
 澪は初めての感覚に戸惑い、恐怖と困惑で自我を失いかけていた。顔を鼻頭から縦に両断され、自分の顎の断面図を見ながら脳天を割られ、右耳から左耳に抜けた刃に両目を奪われる。ぶつ切りにされた両腕の残骸が、輪切りにされたタマネギのような乳房の残骸が、原型さえ留めない下半身の破片が、集まり離れてを繰り返して飛び回る。意識を緩めれば自分は粉々にされて消滅してしまう確信があった。
(は、反撃しないと、でも、で、できな……)
 復元された頭は一瞬で右頭を切り裂かれ、左頬を抉られ、輪切りにされて吹き飛ぶ。反撃しようにも、火球は発生するや破壊されて成長させることができない。周囲の蟲が翅から些細な空気変化を読み取り、反撃の芽を察知して逸早く潰している。三本指も復元の暇すら与えられない。
(……私は……直政は愚か、その手下の虫男にも勝てないの……)
 強大な能力を解放できるようになり、甲世とも互角に戦えると信じて疑わなかった。正義を捨てて憎悪の炎を武器に変え、虫の巣の外道共を焼き尽くしてやろうと麗に誓った。それなのに、戦えば手も足も出ない。成長して計れた敵と自分の力量差は、澪の思うより遥かに大きかった。
(……れ、麗…………私に、力を……かし……)
 澪は蟲に覆われた大地に墜落し、鈍い音と共に白い炎が高く上る。


「……う、ぐう……」
 炎が晴れた後に残されたのは、全身を血と泥で汚した裸体。解放状態を維持できず生身に戻った澪は苛烈な能力解放と戦闘による疲労に蝕まれ、傷口は全て開いて血が流れ出していた。視界には弥助と渦巻く蟲の嵐。振動刃を今受ければひとたまりもない。しかし、もう立ち上がれない。
「ごふっ、げほごほ!」
 口から黒い血を吐きながら、涙で濡れる頬を傾ける。血が唇の隙間から流れるのを観察すのは、拳大の芋虫、百足、ゴキブリ、アリなどの蟲軍。彼らは獲物が動けないと判断するや怒涛の勢いで澪に殺到した。柔い肉も固い筋骨も鉄味の体液も、彼らには御馳走以上のものではない。
「く、来るな……私に……近づくなっ……私は、お前たちの餌じゃない……餌じゃない!」
 叫び声も虚しく、蟲は澪の肌を剥がして肉を貪る。痛みが熱を帯びて全身に広がり、肉を掘られた独特の痛みが異物感を伴いながら体内に溜まり始めた。動けない澪は視界の中に自分の指を見た。爪は割られ、指はアリやゴキブリが咀嚼し、掌は皮膚が剥がれて血塊と化している。
 炎を起こして蟲を追い払おうとするが、極度の疲労で能力が使用できない。このままでは白骨になるまで全身を貪られてしまうのに、肉体限界は冷徹に澪の敗北と近い未来の死を告げていた。
「いやああああっ! やああああああああっ!」
 顔に群がるゴキブリや百足を追い払おうと、澪は半狂乱になって頭を弱々しく振る。腕も、脚も、身体も、暴れているのか痙攣しているのか分からない微々たる抵抗をして、蟲が肉体を齧るのを少しでも妨げようとする。無駄だと理解していても、痛みに対して無抵抗では精神が先に狂ってしまう。
 蟲たちは澪の手足の一部を白骨にし、腹部から臓物を食い荒らし、眼球を潰して顔中の肉を牙で剥ぎ始めた。このまま餌にされるのなら、と一縷の望みを託して澪は舌を噛む。噛み切られた舌は収縮して喉に詰まり呼吸を止めたが、頬を食い破り侵入した虫は舌そのものを食べ尽くし、澪の死を妨げた。
(そんな……そんな……いやああああああっ!)
 言葉を失い血の涙を流しながら、澪にできることは早く楽になれるよう願いことだけだった。
 そのとき大地が隆起し、人手の型を成して蟲に齧られる澪の手足を掴み上げた。呼応するように人間の形をした大小無数の泥人形が立ち上がり、驚いた蟲の動きが乱れる。
「ああっ!? ひああうあ!」
 全身から蟲と血を雨のように落とし、一部白骨が露出した澪が言葉にならない声を上げたが、既に視覚も聴覚も失われている。自分に何が起きているのかも分からない。
「あの土人形は黒衣の客人の術兵……! あの御方が手を下すとは驚いた」
 数メートルの土の巨人を見て、弥助は驚いた顔で呟いた。澪を捕らえた魔物、ゴーレムは黄金仮面が使役する兵隊の中では最も格下にあたる、言わば戦術的に必要な補助戦闘要員、詰まるところ三下に過ぎない。
 それでも恐るべき怪力は人間の城など一晩もかからず攻め落とすだろう。
 ゴーレムの無数の手が、澪の肉体に伸びていく。そして――。
「びあああぎあああびいいいい! びぎぎいいいいいい!」
 乾いた音が連続した。澪の両腕、両足の骨がゴーレムに握り潰され、曲がらない方向に曲げられていく。ぱきぽきばきぼきぽきぼきばきぽき。鋭利な断面が腕中を突き破り脚中を食い破り、手足の原型が失われて露出した神経に蟲が我先にと貪りつく。澪は激痛に錯乱して暴れたが、消失した舌を噛む心配は無い。
 微力ながらも暴れていた手足が沈黙した分、蟲たちは澪の肉体を貪る勢いを増していく。ゴーレムの胴体を覆う小さな肉食動物たちは、吊り上げられた澪の身体に我先にと上陸して食事を再開する。
「ぎいいいぎいいいあぎいいい!」
 胸や腹から蟲が溢れ出して背中のあちこちに穴が開き、顔からは蟲混じりの体液が、下半身からは液状と固形の汚物が垂れ落ちた。虫の巣と化して激痛に泣き叫ぶ澪に、ゴーレムたちは上半身と下半身をお互い逆方向に捻り始めて応える。背骨が軋む音が破壊音に変わり、澪の腰を境に胴体が逆に回転し始めた。
(殺して! もう殺して! 殺してよ! 殺して!  殺して! 殺してえ――!)
 全身の骨を砕かれて全身を蟲に食べられながら、澪はまだ死ぬ気配は無かった。


「うーむ、あそこまでして生きていられるものなのか。黒衣の客人は拷問を相当やり慣れておるな」
 流石に驚いた弥助が戸惑いながらそう呟く。彼は澪に同情しているわけではないが、直政が到着する前に澪が死んでしまっては元も子もないと考えていた。実際、彼は蟲に急所は狙わないよう指示している。
「確かに、あの御方が手を下すとは珍しい」
 瞬間、空間が歪んだ。
「あまりに鮮やかで力強くて、責め方を見るだけで震えてしまうわ」
 弥助の横、何も存在しない虚空から瀧のように髪の毛が溢れ出し、幼い美顔が髪の奔流から滑り落ちた。毛の花弁から生えた少女顔の雌蕊のよう。空間制御の能力を持つ変異体、甲世鈴虫の解放状態である。
「弥助、ここの空気は痛く震えているわね」
「歴史が我々のものとなる祝い日に、眷属たちも喜んでおりましょう」
「私もあの娘で遊びたいわ」
「鈴虫様がお望みとあらば、刻むなり煮るなり御心のままに」
「弥助もいっしょに遊ぶの」
 弥助の割れた顎に、小さな唇が重なる。
 巨大な顎に挟まれた鈴虫の頭は簡単に噛み砕けそうだった。美顔が虫の唾液に塗れて汚れる中、激しく絡み付いてくる弥助の舌を愛撫し、音を立てて唾液を呑んでいく。
 頭を締め付ける顎に力が入る。鈍痛を顔に出さず、鈴虫は髪から白くて細い手を伸ばし、弥助の背中に回した。鈴虫の美顔は唾液で汚れ、牙に傷つけられて血が滲んでいる。鼻頭も唇も肉が剥け、顔中に裂傷が走り、絡める舌も擦り切れて血塗れだった。目に微かに浮かぶ涙は嘘ではない。
 もちろん鈴虫は顔が傷つかないよう防御を高めることはできる。
 しかし、それでは駄目なのだ。
 防御を高めることは即ち戦闘体制であることを意味する。戦闘体制の雌と性的な戯れや交尾を行う雄が、果たして心の底から快楽を愉しむことができるだろうか。そう考えた鈴虫は解放状態の弥助に無防備な状態で愛撫を行い、彼の欲望を満たして昂ぶらせる。快楽に身を委ねてもらえるように。
 自分が傷つこうが、相手が満たされれば良い。それが想い人への鈴虫の姿勢だった。
「ぷはっ」
 弥助の顎から解放された鈴虫は苦しげに呼吸をして、よろめくように体勢を崩す。
「す、鈴虫様、もう充分でございます……」
「2人きりの時は鈴虫と呼んでよ。父上も許されているんだから」
 顔の傷を瞬時に治した鈴虫は、頬を朱に染めて弥助の顔を撫ぜる。
 甲世と諸大名の決着がついたとき、弥助と鈴虫は正式に結ばれることが決まっている。これは直政も許している決定事項であり、それゆえに鈴虫と弥助は日々交尾をしながら、諸大名が攻めてくるのはいつかと待ち望んでいた。諸大名軍には瑪瑙姫や永山左近などの『新月』メンバーが潜伏しているので、甲世側から勝手に攻撃を仕掛けるわけにもいかなかった。
 もっとも、甲世城地下の虫の巣が出現した今、甲世の勝利は絶対に揺るがないはずだ。この天地を覆い尽くす蟲と異形の世界に抵抗できる者などいるはずがない、と鈴虫は思う。
 唯一抵抗しているのは、弥助に制圧された白炎使いの娘だけだ。
(あんな小娘に、これ以上の反撃ができるわけがない)
 鈴虫は冷徹な目で澪の能力を評価していた。弱くはないが脅威とも程遠い。
「さて、続きはあの娘を壊して遊んで、昂ぶらせてからにしよっか」
 鈴虫は無邪気な笑顔で、まるでセックスの前に肉が食べたいように言う。その無垢な笑顔の裏の残虐な嗜好が弥助は堪らなく恐ろしく、そして堪らなく愛しいのだった。
「この戦が終わったら、やっと私たちは夫婦になれるのね」
 鈴虫は愛しげに、弥助の胸にその身を埋めた。




『救世主ミリルのお仕事』 第4章 −甲世の城(後) 白炎の太陽VS暗黒の新月−
4-1「白炎の太陽VS暗黒の新月1」
4-2「白炎の太陽VS暗黒の新月2」 (現在ページ)
4-3「間、集結の新月」
4-4「白炎の太陽VS暗黒の新月3」
4-5「白炎の太陽VS暗黒の新月4」
4-6「白炎の太陽VS暗黒の新月5」
4-7「燃える世界」
4-8「終極」
4-9「はじまり」


この記事に対するコメント

こんばんは。お久しぶりです。

炎化して調子乗ってたはずなのに、全く歯が立たない澪最高w

つーか、甲世さん、黄金仮面に踊らされてる?
・・・どうせ踊るなら、舞台がブッ壊れるくらい激しく踊って欲しい。

【2008/03/08 00:50】 URL | ゲスゲス #1NhL.LtM [ 編集]


*― ―) ゲスゲス様 お久しぶりです。
コメントありがとうございます。

>・・・どうせ踊るなら、舞台がブッ壊れるくらい激しく踊って欲しい。

舞台なんてぶっ壊してナンボですからねえ。
黄金仮面は余裕ぶっこいてますが、このまま台本通りにいくかどうかw
【2008/03/09 18:52】 URL | N(管理人) #- [ 編集]


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*― ―) 暇人のSS書き。華麗に武装した少女戦士や魔法少女の敗北萌え、陵辱萌え、拷問萌え。好きなシチュは汚されてドロドロ、小さいものウジャウジャ、囲まれてボコボコ、動けない、脱出できない、終わらない。
 好きな作品は最近は学園黙示録 ハイスクール・オブ・ザ・デッド。お気に入りは、うみねこシリーズ、舞Himeシリーズ、ネギま!、セーラームーン、封神演義等。

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