アルカナシティでは子供だけを狙う誘拐事件が多発していた。幼い頃に両親に捨てられ、街の修道士によって保護されて育てられた少女、葉山小十乃(はやまことの)は少女探偵として活動しており、現在は謎の誘拐事件の犯人を追っている。 その最中、小十乃は自分と境遇を同じくする少年ユアンに出会う。帰路を共にする二人。しかし、誘拐犯であり、「魔術師」のタロットカードを持つ怪人エルロックもまた、ユアンを狙っていたのである。 少年に自分を重ね合わせる小十乃は彼を守ろうとするが、不思議な力を操るエルロックに追い詰められてしまう。そのとき、ユアンが小十乃に「正義」のタロットカードを与えた。「正義」の不思議なパワーが小十乃を包み込み、正義の剣士「黒ロリ」変身させた!
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眩い黄金の光に包まれながら、小十乃は剣を握っていた。純白の清廉なドレスは正義の冠を持つ女神の姿であり、聖剣の飾りが闘志に呼応するように煌く。 小十乃がまず行うのは、天に実を結んだ巨大な果実を、その手にした聖剣で刺し貫き、その果汁で清廉潔白な自らを汚す儀式である。剣にぷつりと刺された果肉からは、黒い果汁が血のように溢れ出す。それは小十乃の手から脇の下に流れ落ち、白い衣装を黒く染める。 「深淵に眠りし根源の光よ 罪を償う聖なる力よ」 天からは雨のように黒い果汁が降り注ぎ、純白のドレスを背徳の黒に染め上げていく。胸や腰に淫靡に浮かび上がる黒い染みは、小十乃の身体の曲線を浮かび上がらせながら、瞬く間に全身を侵食していった。 「背徳と言う名の鎖を解放ち 今こそ我を導きたまえ」 黒い果汁の奔流に呑み込まれる小十乃の肉体。そこから現れたのは可愛らしいゴスロリの剣士だった。肩に金色の十字架を施した白いドレスを纏い、紫のラインが入った白ネクタイにスカーフ。黒いベストにスカートが翻り、そこから伸びるのはフリルの付いた紫のニーソックスルに同色のブーツ。 手に握るのは聖剣、瞳に映るのは倒すべき敵の姿。 まるで絵本の世界から人形が抜け出したような愛らしい姿だが、そこに立つのは邪悪な存在を裁く「ジャッジメント」の力を得たゴスロリ剣士・黒ロリなのである。
「聖装(サークリッド)! 黒ロリ参上!」 凛々しく名乗りを上げる黒ロリは、カチャリと剣を構えて敵を見据える。 「あー、黒ロリ? 驚かせやがって……」 シルクハットにタキシード姿の怪人エルロックは、発光して姿を変えた黒ロリに少し驚いた様子だが、気を取り直すように魔法のステッキを構える。 「なりが変わっただけじゃないか! 意味ないで、しょ!」 エルロックは杖を構え、先端から赤い魔法弾を連射する。それは全て黒ロリに直撃するコースだが、ロリ剣士に顔に怯えはない。 「えい!」 剣が煌くや魔法弾は全て両断され、彼女の周囲で砕けて四散した。 儚く消えていく魔法弾を見ながら勝利を確信するロリ剣士に対し、攻撃の通じなかったエルロックは余裕の表情。彼にはまだ隠し玉がある。かつて追跡者を振り切るのに使用していた、小さいが無数の兵隊たちがいるのである。 「その剣は……貴様まさか……いや、まさかな……ふっふふ」 「何がおかしいの?」 「その剣で魔法弾は斬れても、こいつらまで切り裂くことができるかな?」 「何ですって?」 エルロックのマントから無数の小鳥が蟲のように溢れ出し、上空の月を隠すほど広がった。空を覆う濃密な気配にたじろぐ黒ロリ。鳥たちは闇をものともせず、目を輝かせながら鋭いくちばしを矢のように突き出し、けたたましくロリ剣士に殺到していく。 「あ、あなたたち、何をするの!? 私はあなたたちと戦うつもりは……きゃ! きゃあ!」 鋭いくちばしが肩や腕をかすめ、黒ロリの白いドレスを次々と引き裂いていく。剣で斬り捨てようかと考えるが、鳥たちに罪はない。斬り殺すことは躊躇してしまう。 その一瞬の隙を突き、鳥の群れは黒ロリを覆い尽くし、身体中にくちばしを突き入れて啄ばんだ。ドレスを抜けたくちばしは柔らかい肌を破り、内の肉を抉って引き抜かれる。 一撃だけなら小さな怪我で済むレベルだが、全身に連続してそれを食らえばダメージは苛烈極まる。身体中に穴が増えるたびに激痛が込み上げてきた 「きゃあああ! やめて! やめてえええ!」 耐え切れずに剣を振り回して鳥を払おうとするが、鳥の数は増える一方で多勢に無勢な状態に陥っていた。ベストやブラウスに無数の穴が生まれ、鳥の羽が壮絶に乱舞する中、赤い飛沫が闇の中に散る。 服の色に隠れて出血は目立たないが、肉体を穴だらけにされたダメージは、足に流れ落ちている大量の赤い川が物語っている。 攻撃が当たらない理由はもう一つあった。大量の鳥が鳴き声と羽音を立てて、目が開けられないのである。いくら変身した黒ロリといえど、すぐ前で暴れる存在がいるのに目を開けるのは辛い。 手で顔を、特に目を守る黒ロリだが、その隙をついて鋭いくちばしが頬を突き破る。 鼻腔に潜り込み、柔らかい唇を引き千切られた。 耳の中にくちばしが侵入する音がバリバリと脳内に響き、口の中が血の味で飽和する。 「あ゙あ゙っ! いたあ゙あ゙あ゙!」 顔にまで容赦なく加えられる獣の猛攻に、黒ロリの叫びはすぐに悲鳴に変わった。 無数の動物に嬲られる恐怖は、自分が弱者であることを少女の心に深く焼き付け、勇気を振り絞って誘拐犯に挑んだ気持ちを霧散されてしまう。 「もう止めて! お願い!」 からりと音を立てて剣を取り落とす黒ロリだが、剣士にとってそれは致命的なことである。 しかし、既に余裕の無いロリ剣士は両手で頭部を庇いながら、そのまま小さくしゃがみこんでしまった。鳥たちは丸まった背中に群がるや、血でじゅくじゅくのベストを啄ばみ、くちばしで耕していく。 「くく、それぐらいでかんべんしてやるか……」 鳥たちが耳障りな音を残して去っていった後、エルロックは彼女の剣を遠くに蹴り、背をむけて地に伏したロリ少女をじろりと見下して足で表返した。 「うぐう……うぐっ、ううっ……く、うう……うっ……」 穴だらけのゴスロリ服から血を滲ませ、あちらこちら抉られた顔を歪めて泣く黒ロリ。綺麗なドレスは泥と血と、さらに鳥の糞でどろどろに汚されていた。 「こ……ことの!」 ユアン少年の声が、ロリ少女の意識を再び覚ます。 「ユアンくんはわたしが、守るんだ……」 黒ロリの心の中で、いつの日かの小十乃と、ユアンの姿がシンクロする。 両親に捨てられた小十乃、何もできない小十乃、孤独に怯える小十乃。 ユアンにはそんな思いをしてほしくないと、強く思う。 「ユアン君は……私が、守るんだ……こんなやつなんかに……ぜったいに負けない」 「まだそんなことを言ってるのかよ……!」 傷ついた身体でずるする這いながら、遠くに蹴られた剣に近づく黒ロリ。 その姿をエルロックは冷徹な目で眺めながら、軽く足を振り上げた。 そして、剣に手を伸ばすロリ少女の頭を踏み、土にキスをさせて踏み躙る。 「う、ゔゔゔ!? ゔゔゔゔゔ! ゔゔゔ、ゔゔゔゔ!」 土の粒に顔を擦り切られる痛みと、悔しさに耐え切れず、大粒の涙が黒ロリの瞳から零れた。 「世の中ってのはな、そんなに甘くできてないんだよ! 何が黒ロリだよ、このガキ! それほど物分りが悪いのなら、たっぷりとその身体に教えてやる!」
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その後、黒ロリは全身を啄ばまれ、血と泥と糞塗れの無残な姿で発見された。 木の陰にもたれかかり、ぶつぶつと何かを唱えており、正気を失っていた。 太ももの内側には、陵辱による破瓜の真新しい血が流れていた。男性器を挿入されたのではなく、肉襞を鳥に啄ばまれ、くちばしで処女を散らされていた。 鋭いくちばしで数十回も性器を突かれ、激痛の中で黒ロリは発狂し、苦痛から逃れられたのだ。 「ユアン君は私が守らなくちゃ……私と同じような思いは……」 そこにいるのは責め苦により崩壊したロリ剣士だけで、ユアン少年とエルロックの姿はない。 黒ロリは奮闘も虚しく、ユアンはリバース社の本社ビルに連れ去られてしまったのだった。
BAD END
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