薬座!
少女戦士が痛めつけられ、陵辱、捕食、グロ拷問されるリョナ小説。
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『救世主ミリルのお仕事』 1-6「暗黒、敗北、蹂躙」

「そ、そんな……!?」
 乾いた音を立てて武器と、希望が砕け散る。
 敵の甲冑に激突するや、沙織と美奈子の武器はまるで砂糖菓子のように砕けてしまった。
 信じられないという顔をする2人の少女戦士の前で黒騎士は鎧を軋ませながら両腕を動かし、金属音を立てて拳を握り締めた。その前には折れたバトンを手に立ち尽くす沙織の姿があるが、咄嗟のことに反応できない。
「沙織さん! 逃げてください!」
 悲鳴のような声を上げる美奈子の見ている前で、沙織の腹に黒騎士の拳がめりこんだ。花弁を模した鎧の破片が暗闇に散る。アーマーが一発の攻撃に脆くも砕けたのだ。
 内臓は歪んで変形し、血管が次々と破裂しながら衝撃を大きさを全身に伝えていく。骨が内臓に突き刺さり、呼吸困難と焼け付く激痛から遅れて刹那、酸味の強い胃液と濃厚な鉄の味が沙織の喉を駆け上がった。
「ううっ……うぅ……ぶふっ、ぐっ、うぶ、っ!」
 白いマスクにじわりと赤黒い染みが広がり、血が混じる吐瀉物が滲むように漏れ出した。目からは大粒の涙。沙織は砕かれたアーマーの腹部を押さえてひざまづき、呻き声を上げて倒れた。
 足が自由に動かないが、この場にいては敵から追撃を受ける。そして痩身を震わせ、地を這うように動き始めた。敵から離れようとしているが、取り囲むように数体の黒騎士が動く。逃げようとする獲物を逃がさないために。
(美奈子! こっちに来てはダメ! 逃げるのよ! こいつら、今までの怪物とは違う……)
 声を出そうとするが口は血で溢れて話せない沙織。それを見た美奈子の顔色が変わる。
「沙織さんをよくもっ! 私が相手です!」
 倒れた沙織を救おうと、美奈子は折れた剣を捨てて決死の徒手空拳を挑む。元から剣より手と足で戦うのが性に合う彼女だが、今回ばかりは武器がないと心細く感じてしまう。
(待っててください! 沙織さん!)
 しかし、そんなことで逃げるわけにはいかない。目の前では沙織が敵の攻撃を受けて屈辱的な格好で地を這わされている。そして、敵は魔手を伸ばそうとしていた。美奈子はピンク色の手袋で覆われた拳を握り締め、決死の覚悟で黒騎士に飛びかかる。
 しかし、その視界に巨大な肘が映った。
「うぐあああっ!」
 顔に肘を打ち込まれ、美奈子は身体を反らせながら吹き飛ばされる。
 顔の内側で骨が砕ける音が聞こえた。バイザーは割れ、マスクは紙のように裂け、頬から血が湯水のように噴き出し、内出血で顔半分が黒く腫れ上がり、片方の目が塞がってしまう。顔の中から割れるような激痛が伝わり、気を抜けば失神してしまいそうだった。
(こ、これぐらいの痛さ、大したことない! 私がしっかりしないと……沙織さんはもう戦えないんだから……私が沙織さんを守らないと!)
 美奈子は腫れた顔を苦痛で歪めながら、悲愴な決意で怪物たちに突撃していく。激痛で意識が揺れるが、沙織の姿とやはり激痛に現実に引き戻される。
 誰の支援が望めない暗黒の中、敗北すれば自分はもちろん、沙織の命も危険だ。恐怖はあるが、沙織だけは何としても助けようと、美奈子は弱々しくも拳を握り締める。
「沙織さんから、離れろっ! ぐふうっ!」
 美奈子の腹に、別の黒騎士が巨大な拳を叩き込んでいた。
 動きは全く見えなかった。パンチは腹部に深く食い込み、さらに内臓を捻るように回転が咥えられる。アーマーを貫通した衝撃は拳は内臓を震わせ、一気に体内を血の海に変えていく。
「ふぐ、ぁ…あぐ……ごふっ……うぐ……っ」
 体操服のアーマーの破片がぱらぱらと落ちる横で、美奈子の吐瀉物と黒い血がぶちまけられた。破れた頬から溢れ出した体液が顔をべっとりと濡らし、内容物が口と鼻に満ちて呼吸ができず、顔が蒼白になっている。
 腹を押さえる腕を両脇の黒騎士が掴み上げた。瞬間、腕があり得ない向きに曲がった。ピンクの手袋に覆われた細い腕は、騎士たちに枝のように簡単に折られてしまう。
「いやあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙っ!」
 折られた腕からの激痛に震える美奈子の顔に、黒騎士たちの拳が容赦なく叩きつけられた。
 ごつり、ごつり、ごつり、と顔面を殴られるたびに、顔中から地や吐瀉物が散る。
 もう反撃の力は残されていなかった。黒騎士の一人がブルマを蹴り上げると股間の装甲が破れ、股関節が砕けた。破瓜の血が流れ落ちる。折れた骨で生殖器が負傷したのだ。
「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙、あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!」
 美奈子のアーマーを黒騎士たちがバリバリと引き裂き、乳房や腹部が露にされる。腰から下のブルマは無事なので、乾布摩擦などをする半裸スタイルに近い。肌から剥がれて垂れた皮膚、潰れて大量の血が滲み出した乳房、そして腹部はどす黒く変色している。
(美奈子――っ! 逃げてっ! 私のことはいいから!)
 相棒が自分を助けようとしてくれているのは分かったが、このままでは2人ともやられてしまう。
 沙織が凄惨なリンチを受ける美奈子に向けて手を伸ばした腕は、黒騎士に踏まれて有り得ない向きに曲げられた。ぐりぐりと腕を踏み躙る足の先で、純白の手袋が感覚を無くしていく。既に両足は膝を砕かれて立つこともままならない。
「いやあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙っ!」
 抵抗できない沙織はマスクも剥ぎ取られ、何発も顔を蹴られて鼻骨が砕かれ、目も腫れて塞がっている。折れた骨が皮膚を破って露出し、穴だらけのアーマーを真紅に染めていた。
 さらに、折れた足を掴まれて、いきなり身体を持ち上げられた。
「ああ゙……あ゙あ゙……っ! あああああっ! いやああ……あ゙あ゙あ゙あ゙!」
 黒騎士に投げられた沙織の身体が、青い花弁の破片を落としながら宙に投げられる。
 飛ばされた先には半裸で嬲られる美奈子の姿があった。避けられない。少女たちは2人とも、もう身体を自由に動かすこともできない。
 鈍い音を立てて沙織と美奈子の身体が激突し、2人は絡み合うように崩れ落ちた。
「……あ゙……あ゙……美、奈子……」
「゙あ゙あ゙あ゙……あ゙……あ゙あ゙……沙織、さん……」
「身体が……動かせないの……く、苦しい……」
「沙織さん……私が……沙織さんを守ります……諦めないで……」
 お互いに武器を失い、ボロボロになった姿で、2人の少女戦士はゆっくりと見つめ合う。
 視界はどちらも失いかけていたが、辛うじてお互いを感じ取ることはできた。
 砕けた手足を庇い、お互いにもたれ合うようによりそい、顔を近づける。
 動いたのは、美奈子だった。
「美奈子……んっ……」
 沙織と美奈子は肩を寄せて、マスク越しに唇を交わした。
 顔を砕かれて激痛しか感じず、血と胃液の味しかしない最低のキス。
 行動に突き動かしたのは、奇跡を願う心と不安と恐怖。
 そして美奈子が沙織に秘めていたささやかな想い。
「うっ……ん……ううんっ……」
「……う……うむ……」
 待ち受ける地獄に耐えるだけの力を得るにはこれしかないと、美奈子は思った。
 奇跡を起こせるとしても、仲間なくしては不可能だ。
 もう離したくない。マスク越しの淡い繋がりは、お互いの温もりさえも実感できない。柔らかい感触も吐息も感じることもできない。しかし2人の少女戦士たちは確かに感じ取る。地獄の如き世界での唯一の光を。
「会ったときから……ずっと憧れて……好きでした……沙織さん……」
「美、奈子……」
「良かった……伝えること、できました……」
 破顔した美奈子を見て、沙織の表情も少し緩む。
「きっと、脱出できます……」
「美奈子……」
 しかし、暗黒の世界で助けに来るものは存在しない。戦いに敗れた少女たちの目に映るのは、無数の怪物たちの手。敗者に待っているのは、容赦なき蹂躙と暴虐。しかしそれでも、あと数秒で終わってしまう温かい時間を味わいながら、2人の少女は身を寄せる。
 黒騎士たちはナイトガールズを殴り飛ばした。
 赤い華を咲かせて吹き飛ぶ少女たちは、転がりながら小水や胃液を撒き散らした。
 倒れていると顔を踏みつけられ、起こされては殴り飛ばされ、乳房や性器を切り裂かれ、蹴り倒され、それが延々と続いていった。
 正義の味方ナイトガールズは、この日を境に都市から消えた。



序章
『救世主ミリルのお仕事』 第1章 −ナイトガールズ事件−
1-1「悪の怪人は嗤う」
1-2「正義の味方が立つ」
1-3「日常、平穏、暗雲」
1-4「来訪、粛清、決戦」
1-5「刺客、泥人、乱戦」
1-6「暗黒、敗北、蹂躙」(現在ページ)
1-7「そして事件に幕」

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Author:N
*― ―) 暇人のSS書き。華麗に武装した少女戦士や魔法少女の敗北萌え、陵辱萌え、拷問萌え。好きなシチュは汚されてドロドロ、小さいものウジャウジャ、囲まれてボコボコ、動けない、脱出できない、終わらない。
 好きな作品は最近は学園黙示録 ハイスクール・オブ・ザ・デッド。お気に入りは、うみねこシリーズ、舞Himeシリーズ、ネギま!、セーラームーン、封神演義等。

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