薬座!
少女戦士が痛めつけられ、陵辱、捕食、グロ拷問されるリョナ小説。
09 | 2008/10 | 11
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『救世主ミリルのお仕事』 序章

 線の細い美少年が深い森の中を歩いていた。刀を持たせれば歴戦の武将を打ち倒し、槍を握らせれば一軍を裂くとまで謳われた武芸の天才、そして周りの人間とは異なる優れた頭脳を持ち合わせていた彼は、幼い頃より既に様々な異名で呼ばれていた。

 神童。武神。天人。
 後に世にその名を轟かせることになる戦国大名、甲世直政。

 その人間の幼少は虫、鳥、熊、罪人をあらゆる手段で解剖することに費やされていた。それは両親や兄弟にたしなめられても止まることはなかった。当時の医療技術の水準から見ても、整合性のある解剖ではない。文字通りバラバラにしてしまうのである。
 素手で飛ぶ鳥を捕まえ、熊を打ち倒す剛の持ち主が、動物の解剖という異端の行為を好むのは不気味を超えて恐怖の対象になっていた。いつか自分たちも解剖されるのではないかという思いが、日に日に城内に高まっていたのである。


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『救世主ミリルのお仕事』 1-1「悪の怪人は嗤う」

 その都市では少女たちの間に奇妙な噂が広がっていた。今でこそローカルな地域の都市伝説に止まっているが、携帯電話やインターネットを介してゆっくりと全国に拡散し始めている。
 噂の大まかな内容は以下のものである。

・黄金の仮面をつけた悪の怪人が暴れている。
・その怪人と戦う勢力として正義の少女戦士が存在している。
・この都市の平穏の裏では、世界の運命を決めるレベルの正義と悪の戦いが繰り広げられている。

 『ベッドの下の斧男』、『てけてけ』、『口裂け女』のように都市伝説化したこの物語は少女たちの間で伝言ゲームを経るうちに変質し、脚色され、美化され、娯楽化され、単純化されていった。自分が想う未知のイメージを怪人に重ね合わせて面白可笑しく語り継がれ、携帯やネット掲示板などで伝え易い形に改良されて内容を削られ、コピー・アンド・ペーストを繰り返されて少しずつ設定が異なる物語が幾つも生まれることとなった。


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『救世主ミリルのお仕事』 1-2「正義の味方が立つ」

「この子は『フライングキラー』。私の可愛らしい仲間である」
 黄金仮面は少女戦士たちに怯えることなく飄々としている。楽しんで役割を演じているかのように肉食の肉塊を指した。
「ちなみに、名前はとあるパニック映画のタイトルから付けてみた。とても似合うでしょう」
「キャメロンの黒歴史とは相変わらず悪趣味です」
「黒歴史ではなく原点よ。低予算のエンターテイメント」
 怪人はマントをはためかせて三日月の仮面を揺らす。
「あのB級の魅惑を理解できるかしら?」
「変な映画好きなくせに、市内唯一の映画館をあっさり破壊するのね」
 沙織の一言に黄金仮面は声を上げて嗤う。
「映画好きなら映画館を破壊しない。それほど私たちは単純な生物ではないわ。沙織ちゃんはどう。世界は好きなものを破壊して喜ぶ人間で一杯よ?」
「そんなことは知らないし、知りたくもないわ」


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『救世主ミリルのお仕事』 1-3「日常、平穏、暗雲」

 黄金仮面との戦いを終えた三島美奈子は、本分である学生の姿で家の前に着いていた。彼女たちのナイトガールズの活動は別に秘密基地の類は設けていなければ、バックアップの組織なども存在しない。戦いが終われば周囲の学生と同じように普通に家に帰るだけである。
「ただいま帰りましたー!」
 いつものように電子ロックの玄関を開けると、お手伝いの幸代が出迎えてきた。恰幅の良い体つきをしており、笑顔には長年の様々な経験が練り込まれている。幼少より美奈子の世話をしてきた女性でもある。
「お帰りなさいませ、美奈子お嬢様。服と雑誌が届いておりますよ」
 幸代は美奈子の顔を見てにっこり笑う。美奈子が物心つく頃から変わらない微笑みである。
「お食事の時間はどうしますか」
「先にシャワーを浴びますから、うーん、2時間後ぐらいに」


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『救世主ミリルのお仕事』 1-4「来訪、粛清、決戦」

 正享17年、義務教育の内容について大規模な改革が行われた。農業や漁業などの実習、経済学や基礎法学などがカリキュラムに組み込まれた新教育制度は義務教育15年(小学6年、中学6年、高校3年)に変更された。改革当時の文部科学省の雉島大臣は教科書に載るほどだが(未だに現役の政治家というか現総理大臣である)、学生たちの評判は様々である。
「あー、熱っちー。マジで死にそうだよ。誰か代わってくれないかな……」
 天気は快晴で絶好の農作業日和だった。頬からは体液が瀧のように伝い落ちていく。濡れた額を手の甲で拭うと体液が手にこびりつき、陽光を反射してギラギラ光っていた。あまりにも体液の量が多いので、首に巻いた無地の黒いタオルで軽く顔を拭う。
 炎天下が照り付ける夏の一日、暑さには寒さよりは耐えられるとはいえ、やはり苦痛には違いなかった。地球の地軸の陰謀に違いない。肉体と空気の温度差に耐えながらデジタルカメラで写真を撮ってピーマンを収穫する作業は最早ルーチンワークの拷問に近い。


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『救世主ミリルのお仕事』 1-5「刺客、泥人、乱戦」

「ハアアアッ!」
 舞うように動き回る沙織のしなやかな手刀と、よく練習された美奈子のキックが、向かってきたゴーレムを打ち倒した。倒れた味方を踏み潰して前進してくるゴーレムたちが、ドラえもんの手に似た土の拳を振り上げる。沙織と美奈子をパワーで叩き潰すつもりだ。沙織と美奈子が左右に飛ぶ。ドスンと音を立ててゴーレムの拳が地面にめりこみ、2人が立っていた場所にクレーターを作った。
 美奈子は瞬発力でゴーレムの間を駆け抜けた。沙織は身軽さでゴーレムの間を舞い、鈍重な敵を翻弄している。変身した後は感覚も鋭くなり、敵の気配なども容易に感じられる。背後からの攻撃も対処可能だ。美奈子が剣をかまえ、目の前のゴーレムを斜めに叩き斬る。沙織もバトンを回転させ、近くのゴーレムの頭を一撃で粉砕した。
 元より運動神経は抜群の彼女たちである。戦い慣れたゴーレムなら、数体同時に相手にするのも容易かった。実際、1人で4体のゴーレムに勝利した経験もある。


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『救世主ミリルのお仕事』 1-6「暗黒、敗北、蹂躙」

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『救世主ミリルのお仕事』 1-7「そして事件に幕」

 黄金仮面は美奈子と沙織が消えた空き地を眺めていた。駆けつけた部下の男たちは沈黙を守る。彼らの所属する機関は厳しく統制されており、必要とあらば無言の石に成らなくてはならない。
「貴女たちの持つクリスタルは夢のような力の結晶だろう。精神も肉体も強化して、衣服に応じて鎧まで製造してくれる。本当に素晴らしい。しかし、戦いに身を投じるには、それだけでは不足よ。時には臆病になることも必要なの。次の段階に進むのは、もう少し育ててからとも思ったんだけれど、残念だわ」
 怪人の声には哀れみが混じる。そこには、世界中の全ての偽善と偽愛を嘲笑うかのような響きがあった。声が空気を震わすたびに、裏返せば世界の在り方さえ否定する思想が夜の闇に拡散していく。


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管理人紹介

Author:N
*― ―) 暇人のSS書き。華麗に武装した少女戦士や魔法少女の敗北萌え、陵辱萌え、拷問萌え。好きなシチュは汚されてドロドロ、小さいものウジャウジャ、囲まれてボコボコ、動けない、脱出できない、終わらない。
 好きな作品は最近は学園黙示録 ハイスクール・オブ・ザ・デッド。お気に入りは、うみねこシリーズ、舞Himeシリーズ、ネギま!、セーラームーン、封神演義等。

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